CT検査における末梢血管と植込み型ポートシステムを用いた造影の比較検討
Comparison of contrast imaging timing from peripheral blood vessels and contrast enhancement from implanted port system in CT examination
CT造影検査時のパワーポート使用は、平行相撮影では差がなく、動脈相のCT値を減少させるとのこと。
しかし、抹消血管群に比べパワーポートのほうが安定した造影を行うことができる。
ダイナミックのピークが通常より早くなるため、プレップ使用が原則か。
4ml/sec以上であってもパワーポートの場合は下大静脈の逆流を起こしている可能性がある。
日放技 2019.66(800).31-38.
パワーポート用のプロトコルを用意する必要があると感じる。
患者負担を考えると穿刺回数は少ないにこしたことはない。
Dynamicだけならまだしも3DCTAの構築ならもろに影響するので末梢ルートにするべきだ。
まとめ
ケモフォロー造影(平衡相):ポートがbetter
通常造影:末梢 and ポート
dynamic(Ax):末梢 and ポート(+prep)
3DCTA:末梢