僕らの仕事の価値はどこへ行くのか

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AIだなんだって話題にのぼるが画像分野は最もその影響をうけるのではないかという懸念はある。
つまり僕らの仕事が消失してしまうかってことだが。

すでに多くのお偉いさん方は「AIを使う側」と「AIに使われる側」に別れるだろうと話しているがそれはAIの力が及ぶ範囲の話しであり、依然として肉体労働的な寝台への移譲であったりっていうのは人がやらなければならないのは言うまでも無いが、かといってそれらは本当に診療放射線技師の資格がなければできないのかというのも議論の余地がある話である。

正直ポジショニングから撮影は始まっておりダメなポジショニングは全くもってお話にならないくらい撮影の足を引っ張る訳で、こういうことを考えるとやっぱり技師がやったほうがいいよねってなるが、近年けしからんことにポジショニングはこうしたほうがいいですよ的なアシストを行うAI機能もでてきてそれはあかんよって思っている。

AIを越えるためにはよほど複合的かつ不合理な利益を追求して受容されなければいけない。

そんなのあるかなと考えると患者さんの検査ストレスを減らすことが僕らの価値なのではないかと思う。ポジショニングとしてはここまでやったほうがいいが、痛いからあまり曲げたく無い、恥ずかしいからこうしたいなどに配慮できる感情的な部分を検査結果に上乗せして良い画像に昇華させることが人の行う検査だと個人的には思う。

しかしAIの技術を排除するのではなく、理解して受容して利用して余剰の時間を患者さんの気持ちに当てることができたら素晴らしいし、他の業種もそこにフォーカスすればいいのになと思ったりなんだり。