MRIを使った脂肪定量1

この記事は約2分で読めます。

IDEAL-IQ法を用いた乳癌周囲の脂肪割合と病理学的予後因子との関連

Correlation of Peritumoral Fat Content in Breast Carcinoma with Histologic Prognostic Factors:IDEAL-IQ Study

IDEAL-IQ法で測定した乳癌周囲の脂肪含有量は病理学的予後因子と関連し、乳癌の予後バイオマーカーとなり得る可能性がある

乳癌細胞は周囲の成熟した脂肪細胞をcancer-associated adipocytes(CAAs)に性質変化させる

CAAsは脂肪含有量が少ない

リンパ節転移を有する群と有しない群を比較した際、患側と検測の脂肪含有率の比が、有する群で有意に低かった。

また脂肪含有率と細胞増殖能とは負の相関を示し、細胞増殖能が高いほど脂肪含有率が低かった。

JJMRM 2019.39(1).18-19.

脂肪含有率の定量は6-point dixon法を用いてProton Density Fat Fractionを撮像することにより計測することができるようになる。

元は肝臓に使われていたものだが、近年では他の部位に応用がきいてきているということだろう。

これから特に脂肪組織を軟部コントラストが高いMRIで定量できることは強みになっていくに違いない。

2-point dixonでも算出できるメーカーもあるが、その精度は検証を重ねる余地があるだろう。

どの施設でも当たり前に撮像できる時代に、もうすぐなると思われる。

その時にどう利用するか考えなければいけない。