面積線量計の使い方

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面積線量計による患者被曝管理の検討

A Study of Patient’s Dose Control Using an Area Exposure Product Meter

患者皮膚線量の測定方法

直接測定
TLD: thermoluminescence dosimeter(リアルタイム性に欠ける、手技が煩雑、後方散乱を含む)

SDM: skin dose monitor(簡便、リアルタイム、積算、多方向からの曝射に対し最も線量が高くなる場所が過小評価になる)

装置の出力から
NDD表面線量簡易換算法(透視撮影条件と焦点皮膚間距離FSDが必要、透視条件や距離の変化に対応できない)

面積線量計(照射野と線量の積、患者に触れず測定可能)

 

面積線量計とは:

平行平板型電離箱

絞り前面に装着、総X線量を測定できる

距離に依存せず一定の値となる

 

ESDの一般式
ESD入射皮膚線量=(面積線量計の表示値mGycm2DAP / II面での照射面積cm2)(焦点II間距離cm / 焦点皮膚間距離cm)2 *後方散乱係数BSF*組織線量変換係数

DAPは空気カーマと照射面積の積

 

まとめ

簡便な推定式でも±10%程度の誤差率で推定可能

臨床においてもTLDと比べ±20%程度(IECでの許容誤差は25%

面積線量計は特性や校正条件を検討し補正係数を作成することにより入射皮膚線量を推定できる

日放技学誌.2000.56(10)1256-1265

 

完全に勉強メモです 笑