震災時の地域医療を支えるMR検査の安全確保
Safety for MR Examinations in the Event of Earthquakes: A Workshop at the 41st Annual Meeting of the Japanese Society for Magnetic Resonance in Medicine
東日本大震災にを元にした防災時に関するMR装置の安全指針である
災害時の安全管理
・被災状況を分類する
A.建物倒壊→マグネットに人を近づけさせない処置が必要
B.MR設置状況の異常・ずれ→システム保全・クエンチ防止
C.建屋一部倒壊→できるだけ検査は避ける。施設の最終判断
D.人命救助のため使用不可→同上
大事なのは吸引事故を防ぐこと。MR室周辺に素人を近づけさせない。
あとここも大事です。
保守契約内容を勘案しながら使用者責任で独自復帰するのか、サービスマンによる復帰に委ねるかを決める
防災指針
・免震構造が最もよい
・付加工事による免震化(床免震、台座免震)は問題あり。
・緊急地震速報にて患者救出に向かうことは有効
・日常での訓練は必須。チェック項目に「緊急地震速報システムの有無・寝台タイプ・患者移動方法」を入れる
緊急停止システム
・各種ボタンが多く、手間どう事例が発生
ボタンに国内共通表記シールを貼る or 挙動をそれぞれの病院で確認しておく
JJMRM.2014.34(1).6-13.
これから地震対策をやるかたは是非参考に。
病院新築の方達は、今一度元から構造改革できるようアピールするChanceですよ!!